KAOKA社は、1993年に設立されたオーガニックチョコレートの
会社でフランスを代表する世界有数のチョコレート・メーカーです。
同社のチョコレートは、フェアトレードの精神に基づき作られた
オーガニック製品で、ECOCERT(国際有機認定機関)の認定は
もとより、2004年には有機JASの認定をも受けています。
有機農法を維持支援する団体「ビオエキタブル協会
(本拠地:フランス)」に加盟し同会規定の
「オーガニック・フェアトレード」の基準をクリアした製品を
提供しつづけています。
KAOKA社が「フェアトレードの精神」のもとに2006年に設立した基金です。
同社のカカオ豆主要産地であるエクアドルのカカオ農家を
積極的に支援する目的で設立されました。
日本では、主要取引先であるサンエイト貿易(株)が
同基金の賛助会員として加盟しており、年一回、売上の一部を寄付しています。
このKAOKA基金の資金で行われている活動の一つはエクアドルのカカオ農家の生活支援です。
カカオ農家は仲買業者らの搾取により旧来より貧しい生活を強いられてきました。その後継者は年々減る一方で、カカオ農家の戸数も減り続けてきました。そこで、KAOKA社は、現地のカカオ農家で作る農業組合「UNOCACE(ウノカセ)」を通し、KAOKA基金を使って平均相場の1.5倍の価格でカカオ豆を購入しています。その結果、カカオ農家全体が活性化し、カカオの品質や生産量が安定してきました。